6年間、大事に使ってきたランドセル。
小学校を卒業して、「使わなくなったランドセルをどうする?」「みんなどうしてる?」と悩まれていませんか?
「捨てるのはもったいないし、あげる人もいない…」と思われる人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はランドセルのリメイクについてわかりやすくご紹介します!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 使わなくなったランドセルを有効活用したい人!
- ランドセルをリメイクしたい人!
この記事では、ランドセルのリメイク方法を紹介します。
この記事を読めば、大切にしてきたランドセルを有効活用できるとともに、お子さんに「物を大切にすること」や「もったいない精神」を伝えることで、持続可能な社会について考えられるお子さんになるでしょう。
また、親御さんにとっても、せっかく買ったものですから、有効活用できますよ!
それでは、ランドセルのリメイクの仕方についてスタートです!
ランドセルをリメイクできるところは?
ランドセルリメイクとは、使わなくなったランドセルを別の形に作り変えることです。
ランドセルは革製品なので、とても丈夫です。
リメイクして革を活かすことで、卒業後も別のアイテムで使い続けられます。
まずは、下記にランドセルリメイクを受け付けてくれるランドセル工房・メーカーを一覧でご紹介します。
受付期間が「あり」のものは、期間限定で受け付けているところです。
他社受入が「✕」のものは、他社のランドセルはリメイクで受け付けていないところで、「△」は条件付きで受け付けているところです。
ランドセル工房・メーカー | リメイク受付先 | 費用 | 他社受入 | 受付期間 |
---|---|---|---|---|
土屋鞄 | 公式サイト | ¥11,000~29,000 | ||
鞄工房山本 | 公式サイト | ¥10,000~30,000 | ||
池田屋 | 公式サイト | ¥18,700~29,700 | ー | |
羽倉(はくら) | 公式サイト | ¥11,000~13,200 | ||
萬勇鞄 | 公式サイト | ¥22,000 | ー | |
黒川鞄工房 | 公式サイト | ¥15,800円~25,800 | ||
村瀬鞄行 | 公式サイト | ¥3,000~35,000 | ||
セイバン(天使のはね) | 公式サイト | ¥18,700 | ||
このさき | 公式サイト | ¥28,000 | ||
くるピタ | 公式サイト | ¥19,800 | ー | |
フィットちゃん | 公式サイト | ¥14,300~19,800 | ||
ふわりぃ | 公式サイト | ¥7,700~13,200 | ||
水野鞄店 | 公式サイト | ¥19,800 | ー | |
神田屋鞄製作所 | 公式サイト | ー | ー | |
モギカバン | 公式サイト | ¥12,100 | ー | |
大峽製鞄 | 公式サイト | ¥8,800~19,800 | ||
生田ランドセル | 公式サイト | ¥15,000 | ||
スドウ | 公式サイト | ¥10,000~12,000 | ||
ニノニナ | 公式サイト | ¥18,700 | ||
バンビ鞄工房 | 公式サイト | ¥1,200~13,000 |
百貨店・量販店などで買ったランドセルリメイクは?
百貨店や量販店などで買ったランドセルリメイクは、「askalカバン工房」がオススメです。
高島屋・三越伊勢丹・松坂屋・近鉄百貨店など、取扱い実績が50店舗以上の人気店。
日本ランドセルリメイク協会認定のカバン工房です。
ここのおススメポイントは、どこのブランドでも、合皮や人工皮革のランドセルも受け付けてくれることです。
メーカーや素材は問いませんが、破損や劣化状況、デザインによっては受け付けてくれない場合もあります。
リメイク | 値段(円) |
---|---|
6点セット | 8,900~15,800 |
ランドセルリメイクの選び方
ランドセルのリメイクは、「ランドセル工房・メーカー」と「革製品専門店」があります。
リメイクの品質を優先するなら、「ランドセルを買った工房・メーカー」が一番おススメです。
自社のランドセルを一番よく知っているため、職人がもっとも作りやすいでしょう。
特に、ミニランドセルを依頼するときは、他社のランドセルの形を再現するのは手間がかかるため、受け付けてくれないでしょう。
ただ、ランドセルを買ったブランドが、リメイクサービスをしていない場合もあります。
そんなときは、他社のランドセルリメイクも受け付けてくれるところに依頼しましょう。
人気でおしゃれなリメイクアイテムは次のようなものです。
- ミニランドセル(小さくする・ミニチュア)
- 財布(人気)
- キーホルダー
- キーケース
- ペンケース
- スツール
- バッグ
リメイクセットとして、複数作ってくれるところから、欲しいものを選ぶものまでサービスはさまざまです。
何をリメイクしてほしいかを考えて、それを作ってくれるところに依頼するのもありです。
おススメは、お子さんが使い続けられる「財布」「ペンケース」です。
ランドセルを買ってくれた祖父母にプレゼントするなら、ミニランドセルという選択もありでしょう。
ランドセルリメイクの注意点
ランドセルリメイクをするときの注意点を説明します。
- リメイクの受付期間が限定されている
- 他社製造のランドセルは受け付けていない
- 卒業してから数年経っていてもリメイクできる
- リメイク品は1つしか作らないところがある
- リメイク後の余った革や部品は返してくれない
- 人工皮革は受け付けてくれない
- 劣化が激しいものは受け付けてくれない
- できあがりが長い
- ランドセルの送料負担がある
リメイクの受付期間が限定されている
ランドセル工房やメーカーによっては、ランドセル製造がメインのため、受付期間を限定している場合があります。
他社製造のランドセルは受け付けていない
ランドセル工房やメーカーによっては、他社が作ったランドセルのリメイクは受け付けていないところがあります。
卒業してから数年経っていてもリメイクできる
小学校を卒業して数年経っていても、リメイクは受け付けてくれます。
ただし、素材の劣化具合によっては、リメイクを断られる場合があります。また、劣化があまりなくても10年以上経過したものは断られる場合もあります。
リメイク品は1つしか作らないところがある
1つのランドセルから、いくつかのリメイク品を作ってくれるところもあれば、1つしか作らないところもあります。
リメイク後の余った革や部品は返してくれない
リメイク後の余った革や部品は基本返してくれないと思っておいた方がいいでしょう。
また、工房によっては、リメイク制作で使ったランドセルの残った部材は、神社等でお清めしてくれるところもあります。
人工皮革は受け付けてくれない
人工皮革のランドセルは、経年劣化の影響が大きいという理由で、リメイクを断られることがあります。
コードバンは牛革と同じように受け付けてもらえます。
劣化が激しいものは受け付けてくれない
- 損傷しているもの
- カビが発生しているもの
- 表面がひび割れているもの
- 表面がベタつき加水分解が始まっているもの
上記のようなものは受け付けてくれない可能性があります。
ランドセルを乱暴に扱っていて損傷しているものは受け付けてもらえません。
また、雨で濡れたまま放置していたり、湿気の多いところで放置しているとカビが発生することがありますが、こちらもダメです。
革製品は時間とともに経年劣化します。
空気中の水分を吸って、加水分解と呼ばれる劣化現象が起き、表面がべたべたしたり、ひび割れたりします。
こちらも受け付けてもらえません。
上記のようなランドセルをリメイク店に送ったとしても、ランドセルの状態を確認して、リメイクが難しいと判断された場合には、注文キャンセルで返品されることがあります。
この場合の返送にかかる送料は自己負担になります。
劣化しているかどうかの確認方法は、ランドセルのかぶせ(ふた)を少し曲げてみましょう。
その部分が、ひび割れができるようなら劣化していると判断され、リメイクは断られる可能性があります。
できあがりが長い
工房では一つひとつ手作りのため、リメイク製品のできあがりに6か月や最長1年かかるところもあります。
また、ランドセル作りがメインのため、繁忙期は納期が遅くなる傾向があります。
もし、お子さんの誕生日プレゼントや祖父母などにプレゼントを考えているのなら、余裕をもって注文しましょう。
ランドセルの送料負担がある
リメイクのために、工房へランドセルを送る際の送料は自己負担になることがあります。
ランドセルリメイクを自作でDIYする方法
レザークラフトが得意な人なら、自分でランドセルをリメイクすることもできます。
ただし革製品を加工するためには、専用の道具が必要となります。
- レザーカッター
- カッターマット
- 丸ギリ
- 蝋引き糸・麻糸
- キボシ
- 金具など
必要道具は100均などで売っています。
レザーカッターは厚い革を切るためのカッターです。
カッターマットは、カッター使うときに机を傷つけないものです。
革は布と違って硬いので、針を通しながら糸で縫うことはできません。
そこで丸ギリで糸を通す穴をあけてから、蝋引き糸や麻糸などの糸をその穴に通して縫い合わせていきます。
キボシは革用のボタンです。
もし、レザークラフトの経験がないようでしたら、革職人に依頼するのが無難です。
なぜなら、子どもが使ったランドセルは1つしかないので、失敗してもやり直しができないからです。
最近は、リメイクキットもあるようです。
メーカーや工房がランドセルのリメイクを勧める理由
リメイクを勧める理由は3つあります。
- 自社ランドセルの耐久性を確認できるから
- モノを大切に使う心を育めるから
- SDGsの推進になるから
自社ランドセルの耐久性を確認できるから
メーカーや工房にとっては、作ったランドセルが6年後にどうなったのかを確認できます。
そして、耐久性の弱かったところは、新しいランドセル作りに活かされていきます。
モノを大切に使う心を育めるから
メーカーや工房は、リメイクすることで、お子さんがモノを使い続けるという経験を提供できます。
卒業後も使い続けることは、モノを大切にする心を育てることにつながります。
SDGsの推進になるから
今、社会はSDGsといって、持続可能な社会を作る取り組みが行われています。
会社の利益のために「ゴミを増やすだけ」「資源を使うだけ」といった企業は、社会から受け入れられにくくなっています。
そこで、ランドセルリメイク事業は、ゴミを減らし、資源の再活用につながっています。
当サイトもリメイクをおススメしている理由は、「もったいない精神」を推進したいからです。
リメイクできないときのランドセル処分方法
寄付する
ランドセルリメイクを受け付けてもらえない場合は、下記のような処分方法があります。
思い入れのあるランドセルも捨てればゴミですが、世界中には、カバンなしで学校に通っている子どももいます。
ランドセルを寄付することで、社会貢献する方法もありますよ。
詳しくは関連記事をご覧ください。
ランドセルの寄付方法 おススメ6選!送料以外無料とは?リサイクルする
ランドセルは、残念ながら自治体ではリサイクル(再資源化)していません。
その理由と代替案として、引き取り・無料回収、リサイクルショップやヤフオク・メルカリで売る方法、ジモティで譲る方法などを説明しています。
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ランドセルのリサイクル・再利用の注意点は?引き取り・無料回収ゴミ出しする
ランドセルをゴミ出しする方法を説明しています。
基本的に「資源ゴミ」にはできないので、「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」のどれかになります。
分別の扱いは、自治体によって異なり、大きさによっては粗大ゴミになったり、金具は取り外す必要があるなど、いくつか注意点があります。
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ランドセルは何ゴミ?ゴミ出し方法と注意点を解説!燃えるゴミ?処分方法を検討する
ランドセルのさまざまな処分方法をまとめています。
リメイク、寄付、リサイクル、ゴミ出し、供養の5つを比較検討しています。
お金のかかるもの、手間がかかるもの、メリットとデメリットなど、おススメの方法を交えて紹介しています。
詳しくは関連記事をご覧ください。
ランドセルの処分方法を徹底比較5選!注意点とは?まとめ
ランドセルリメイクのまとめです。
- ランドセルリメイクは、ランドセルを買った工房がオススメ
- 経年劣化や破損状況で作れない場合もある
- できあがるまでに時間がかかる
- ランドセルを買ったところがリメイクしていないならaskalカバン工房
- レザークラフトが得意なら自作もあり
ぜひ、お子さんのランドセルをどうしようか迷っているのなら、リメイクして使い続けましょう!
ランドセルの処分方法は、色々あります。
その中で、リメイクは形を変えて使い続けるものなので、思い入れのあるアイテムになると思いますよ。
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