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6年間の思い出がつまったランドセル。
小学校を卒業して、「使わなくなったランドセルをどうしよう?」と悩まれていませんか?
「捨てるのはもったいないし、使いたい子がいれば譲ってあげたい」と思われる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はランドセルの寄付の仕方についてわかりやすくご紹介します!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 使わなくなったランドセルを有効活用したい人!
- ランドセルを寄付したい人!
- 寄付以外の有効活用も知りたい人!
この記事では、ランドセルの寄付の仕方からおススメの有効活用までを紹介します。
この記事を読めば、大切にしてきたランドセルを有効活用できるとともに、お子さんに「物を大切にすること」や「もったいない精神」を伝えることで、持続可能な社会について考えられるお子さんになるでしょう。
また、親御さんにとっても、せっかく買ったものですから、有効活用できますよ!
それでは、ランドセルの寄付の仕方についてスタートです!
ランドセルが寄付できるところは?
ランドセルはとても丈夫です。6年間使ったあとでも、「使いたい!」という子どもたちが世界中にたくさんいます。
もし、「もったいないけど捨てようかな…」とお考えの方は、海外で必要としている子どもに寄付するのもひとつの方法です。
まずは、受け入れてくれるところからご紹介します。
- 思い出のランドセルギフト(公益財団法人ジョイセフ)【寄付金2,500円】
- セカンドライフ(NPO法人グッドライフ)【寄付金2,500円】
- ランドセル寄付(NPO法人ワールドギフト)【寄付2,900円】
- 家にある物を寄付する(NPO法人ジユウ)【寄付金1,000円以上+送料実費(ゆうパック)1,030円〜】
- ランドセルは海を越えて(株式会社クラレ)【送料実費(ゆうパック)1,030円〜】
- 想いでのランドセルギフト(イオンリテール株式会社×公益財団法人ジョイセフ)【イオン持参+寄付金2,500円】
思い出のランドセルギフト(公益財団法人ジョイセフ)
出典:公益財団法人ジョイセフ
公益財団法人ジョイセフは、女性のいのちと健康を守るために活動している国際協力NGOです。
「思い出のランドセルギフト」は、ランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたちや教育の機会に恵まれない女の子の就学を支援する活動をされています。
2020年以降、小学校4年生の国語や中学校の英語の教科書といった教材にも取り上げられています。
ランドセルを贈ることで、 貧困で子どもの就学に同意しなかった親も、子どもにランドセルを背負わせて勉強させてやりたいという気持ちが芽生えているそうです。
ランドセルは、その第一歩を踏み出すためのきっかけづくりにも役立っています。
受入時期 | 随時 |
寄付先 | アフガニスタンの子どもたち |
寄付団体 | 公益財団法人ジョイセフ(1968年設立) |
寄付条件 | 破損や劣化、豚革製(宗教上の理由)は送れない。 |
送付方法 | ランドセルは紙袋やビニール袋などに包み、倉庫に宅配便で送付。 |
寄付金(輸送費等) | 2,500円(ランドセル1個につき) |
セカンドライフ(NPO法人グッドライフ)
出典:NPO法人グッドライフ
NPO法人グッドライフは、「まだ使えるモノは、できる限り再利用し、ごみを減らしたい」この思いを形にするために設立されました。
「セカンドライフ」は、ランドセルを海外の児童養護施設の子どもや国内の母子家庭などの子どもに寄贈し、就学を支援されています。
寄付したものを誰かが使ってくれているという実感は、心をとても豊かにする体験です。
その体験を多くの方に経験していただくために、「寄付の見える化」を実施されています。
受入時期 | 随時 |
寄付先 | ブータン、コンゴ民主共和国、マリ共和国、フィリピン、ネパールの児童養護施設、国内の母子家庭の子どもたち |
寄付団体 | NPO法人グッドライフ(2017年設立) |
寄付条件 | 破損、ひどく汚れてる、使えないランドセルは引き取れない。 |
送付方法 | 申し込み後、集荷専用の伝票を郵送。郵便局に集荷を依頼して配送。ランドセルは段ボールに入れる。 |
寄付金(輸送費等) | 2,500円(リユース中箱3辺合計120cm以内) |
ランドセル寄付(NPO法人ワールドギフト)
出典:NPO法人ワールドギフト
NPO法人ワールドギフトは、不用品を寄付・社会支援に再利用し、失われていく命・未来を守ることを使命としています。
「ランドセル寄付」は、海外リユースや物資支援に再利用されています。
受入時期 | 随時 |
寄付先 | 世界各地 |
寄付団体 | NPO法人ワールドギフト(2021年設立) |
寄付条件 | 穴が開いていたり、肩ベルトが切れて破損したランドセルなど、利用できないもの以外は大丈夫。 |
送付方法 | 申し込み後、集荷が来たら配送。ランドセルは段ボールに入れる。 |
寄付金(輸送費等) | 2,900円(リユース中箱3辺合計140cm以内) |
家にある物を寄付する(NPO法人ジユウ)
出典:NPO法人ジユウ
NPO法人ジユウは、教育支援による貧困からの脱却とそれを体験型で支援することで、感動共有する社会貢献活動をされています。
「家にある物を寄付する」は、ランドセルなどを必要としている子どもたちのもとに思いと共に届けています。
ランドセルはピースボート(JFR物流)に海上輸送を無償協力してもらい、現地に直接届けてます。
また、旅行者・駐在員・現地視察などで海外に行く方に、ハンドキャリー(手荷物)航空輸送の無償協力で届けています。
受入時期 | 随時 |
寄付先 | ベトナム・カンボジア・タイなど |
寄付団体 | NPO法人ジユウ(2020年設立) |
寄付条件 | メーカーや形は問わず、使用可能であれば多少の汚れはOK。豚革は宗教上の理由で送れない国もあるが、受け入れ可能な国もある。 |
送付方法 | ダンボールで送付 |
寄付金(輸送費等) | 1,000円以上(段ボール1箱につき)+送料実費(目安):ゆうパック1,030円〜 |
ランドセルは海を越えて(株式会社クラレ)
出典:株式会社クラレ
株式会社クラレは、人工皮革「クラリーノ」を開発した会社で、多くのランドセルに使われています。
「ランドセルは海を越えて」は、ランドセルをアフガニスタンの子どもたちに届け、学ぶ喜びを知るきっかけにしてもらいたいという活動です。
受入時期 | 3月頃(年に1回) |
寄付先 | アフガニスタンの子どもたち |
寄付団体 | 株式会社クラレ(1926年設立) |
寄付条件 | 豚革を使用したランドセルは宗教上の理由でNG。 |
送付方法 | 1人1個まで |
寄付金(輸送費等) | 送料実費(目安):ゆうパック1,030円〜 |
想いでのランドセルギフト(イオンリテール株式会社×公益財団法人ジョイセフ)
出典:イオンリテール株式会社
イオンはトップバリュによるランドセル販売をしています。
「想いでのランドセルギフト」は、ランドセルをジョイセフへ渡すことで、アフガニスタンの子どもたちに届けています。
受入時期 | 4月頃(年に1回) |
寄付先 | アフガニスタンの子どもたち |
寄付団体 | イオンリテール株式会社から公益財団法人ジョイセフへ渡す。 |
寄付条件 | 破損や劣化、豚革製(宗教上の理由)は送れない。 |
送付方法 | ランドセルをイオンへ持参。 |
寄付金(輸送費等) | 2,500円(ランドセル1個につき) |
中古ランドセル寄付の注意点
ランドセルの寄付には、5つの注意点があります。
- 費用がかかる
- 破損したランドセルは寄付できない
- 豚革は宗教上で寄付できない国がある
- 受付期間があるところもある
- リサイクル業者の寄付は不透明なところもある
費用がかかる
ランドセルを寄付するときは、一旦、寄付団体の倉庫などへの送料を自己負担するのが一般的です。
そこで集められ、検品して海外等へ発送されます。
寄付団体の場合は、寄付という形で送料をまかなっています。事前に寄付金を調べておきましょう。
発送方法 | 送料 |
---|---|
ゆうぱっく | ¥1,280~ |
ヤマト運輸 宅急便 | ¥1,390~ |
破損したランドセルは寄付できない
過度な損傷など、ランドセルの状態によっては受けいれてもらえないことがあります。
各団体のホームページでは、ランドセルの検品基準を確認できます。
長年使ってきたランドセルですから、多少の傷はあると思います。
少しの傷は大丈夫ですが、ベルトが破損するなど、ランドセルとして使えないものは受け付けてくれないので注意してくださいね。
豚革は宗教上で寄付できない国がある
海外への寄付の場合は、宗教的な理由で豚革製のランドセルが受け入れられない場合があります。
イスラム教の国や地域は、豚革製品は宗教上の制約があるため受け入れが難しいことがあります。
寄付団体のWebサイトで詳細を確認しましょう。
寄付先が国内の場合は、大丈夫なことが多いです。
ランドセルに豚革が使われているかどうかの見分け方は、ランドセルのふたの裏側(冠裏)を見て、表面(銀面)に硬い毛がつきぬけており、表面に三つの連続した毛穴が開いているように見えます。
受付期間があるところもある
一般企業の場合は、ランドセルの受け入れ期間を限定しているところもあります。
寄付団体は、いつでも寄付を歓迎していますので、タイミングに合わせて団体を選べます。
リサイクル業者の寄付は不透明なところもある
国内のリサイクル業者が、ランドセルの寄付を募る場合があります。
集めたランドセルを海外のリサイクル業者に販売して、経費を引いてた利益の一部を現地のNPO法人などに寄付する方法です。
ランドセルが一度、換金されるのでどうしてもお金の流れが不透明になりがちです。
おススメは、ランドセルを直接プレゼントする寄付方法です。
寄付は気持ちよくしたいですね。
寄付金控除とは
寄付団体にランドセルを寄付するときに、送料として寄付金を納めます。
この寄付金は所得税の控除となります。
ただし、一般企業に送料として実費で支払った場合は控除になりません。
また、控除は寄付金控除(所得控除)または税額控除のいずれかを選べます。
詳しくは、お住まいの区市町村の税務窓口まで問い合わせてみましょう。
ただし、控除を受けるためには、寄付団体から領収書が必要となります。
税額控除額=(寄付金額-2,000円)×40%
所得控除額=寄付金控除額=寄付金額-2000円
上記の計算式により、控除されますので控除額は全額ではありません。
お子さんも知っている3Rとは?
小学校5年生の家庭科で学ぶ3R。
お子さんの方が詳しいかもしれませんね。
- リデュース(Reduce)…ランドセルを捨てない(ゴミを出さない・ゴミを減らす)
- リユース(Reuse)…ランドセルを寄付やリメイクする
- リサイクル(Recycle)…使える資源にする
思い出の詰まったランドセルも捨てればゴミです。
捨てるのなら「リユース」がいいですよね。
寄付もよいのですが、できたらリメイクをお勧めします。
ランドセルリメイクとは?
最近はランドセルリメイクが人気です。
ランドセルリメイクとは、6年間使い終わったランドセルを別のものにリメイクして(作り変えて)使い続けるということです。
せっかく、買った(買ってもらった)ランドセルですから、中学生になっても使えるように形を変えて使うのはいかがでしょうか。
- 財布
- キーホルダー
- バッグ
- ミニランドセル(ミニチュア)
- スツール(コンパクトなイス)
ランドセルをリメイク店に送ると、おしゃれな財布などに作り変えてくれます。
これなら、中学生に上がっても使い続けられますよね。
また、ランドセルとしての思い出も残すなら、ミニランドセルも作ってくれるので、飾ったり、祖父母にプレゼントできます。
興味のある方は、下記の関連記事も見てくださいね。
ランドセル リメイクで失敗しない方法とは?まとめ
ランドセルの寄付や有効活用の説明をしました。
- ランドセルを捨てるのはもったいない
- 寄付はNPOや企業が受け入れてくれるが寄付金や送料がかかる
- 破損、豚革は受けれてくれないこともある
- 企業は受付期間が限定されている
- リサイクル業者への寄付は不透明なところもある
- 寄付金控除が使える
- おススメはランドセルリメイクで使い続けること
ぜひ、ランドセルは捨てずにリメイクして使い続けましょう。
モノを大切にする「よい教育の機会」になりますよ!
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