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年中さんになると出てくるのが「ランドセルを誰が買うか問題」。
悩んでいる人は、多いのではないでしょうか。
実は、「ラン活」の中で一番初めに考えないといけないのが、誰が買うかを決めるということです。
そこで、この記事では、ラン活で失敗しないように「誰が買うか問題」の解決方法を説明します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- ランドセルを誰が買うかで悩んでいる人
この記事を読むことで、「誰が買うか」で悩まなくなります。
まずは、一番幸せな状態から考える
お子さんが好きなランドセルを選ぶ
どんな問題でもそうですが、「一番幸せな状態」から考えると問題は解決しやすくなります。
ランドセルは、お子さんが小学校に通うための学用品のひとつです。
小学校の6年間で、約1,200回、学校に通います。
ということは、ランドセルを登校と下校で、約2,400回も使うことになります。
6年間使うのはお子さんですから、お子さんが気に入ったランドセルを使うのが一番幸せな状態ですよね。
お子さんは、年中さんや年長さんで小さいとはいっても、「自分の好み」は持っています。
ですから、理想は、お子さんが気に入ったものを選ばせてあげることが大切です。
想像してみてください。
小学校の卒業式に、「6年間使ってきた、このランドセル、実は好きじゃなかった!」と言われても、時は戻せません。
ということは、親御さんや祖父母が、お子さんを無視して「勝手に買い与える」というのは、良くないことでしょう。
とはいっても、親御さんも一緒に選ぶ
お子さんの成長とともに、必要なものを買いそろえたりするのは、親の楽しみのひとつだと思います。
ですから、お子さんと一緒にランドセルを選ぶ時間は、一生で一度の貴重な体験のひとつですよね。
お子さんはまだ小さいですから、ランドセルの機能を比較して、ブランドやシリーズを選ぶことはできません。
そこで、親御さんが事前に機能などを比較して、ブランドを選ぶというのも失敗しないランドセル選びの方法です。
また、親御さんの心配のひとつに、「6年間飽きずに使ってくれるか」というのもあります。
極端な例ですが、「金色のランドセル」や「虹色のランドセル」は、派手過ぎるし、飽きそうなので選ばないでほしいと思っていたとします。
そんな場合は、「親御さんが選んでほしくない色は、事前にカタログから外しておく」といった感じで、お子さんが選ぶ候補から事前に外すという方法もあります。
ただし、展示会に行くと選んでほしくないカラーも並んでいたりするので、説得が必要かもしれませんが…。
ブランドやシリーズを絞り込んだ上で、お子さんの好みに合わせて、デザインやカラーを選ぶのがオススメです。
誰が買うかを決める
問題は誰が買うかです。
- 親御さんが買う
- 祖父母に買ってもらう
- 現金でもらう
- 経済的な理由で買ってもらう
- ご厚意で買ってもらう
- 現物でもらう
- 経済的な理由で買ってもらう
- ご厚意で買ってもらう
- 現金でもらう
「6つの財布」という言葉があります。
今、お子さん1人に対して、親御さんと両祖父母の合計6人の財布が使えるという意味です。
今の時代は少子高齢化なので、「初孫でひとりだけ」なんてことも良くあることです。
そうなると、祖父母は孫のために、良いものを買ってあげて喜ばせたいという心理がより強くなることがあります。
理想は、「親御さんが買って、親御さんとお子さんで選ぶ」ことです。
これなら、親御さんとお子さんの家族会議だけで、ランドセルを選ぶことができます。
しかし、祖父母に買ってもらう場合は、ランドセル選びが複雑になります。
「経済的な理由」や「ご厚意」といった理由でも、「好きなものを買ってね」と、お祝いを現金でもらうことができれば、ランドセル選びは楽です。
問題は、現物でランドセルを買ってもらう場合です。
どうしても「孫に良いものを持たせたい」という気持ちが働くので、ランドセル選びに祖父母の好みが加わります。
たとえば、メーカー製でクラリーノ(人工皮革)の水色ランドセルがあったとして、お子さんが気に入ったとします。
そこに、祖父母の希望が入り、工房系の職人手縫いで本革、赤ランドセルだったとします。
お金を出すのは祖父母ですから、祖父母の意見が尊重され、お子さんは説得されることになります。
お子さんが納得できずに、ランドセルを買ってしまい、送られてくると、お子さんは不満を抱えながら6年間を過ごすことになります。
そして、卒業後に「あんなランドセルはいらなかった」と言われる可能性も…。
ですから、祖父母に買ってもらう場合は、「親御さんとお子さんで選びたい」という意思表示ができれば理想ですよね。
ランドセルは誰が買うものか?
ランドセル工業会が、2024年4月に小学校へ進学するお子さんのいる20~69歳の親御さんで、ランドセルを新しく購入した方1,500人にアンケートを実施しました。
その結果、ランドセルのお金を支払ったのは、祖父母が54.5%で、両親が42.5%でした。
5年前よりも祖父母が買う数は減っているものの、親御さんよりも多い結果です。
支払者 | 購入割合 |
---|---|
両親 | 42.5% |
祖父母(父方) | 27.6% |
祖父母(母方) | 26.9% |
不明 | 3.0% |
約半分は祖父母が買っています。
祖父母が買うものか?
地域によって違いますが、「五月人形」や「鯉のぼり」「ひな人形」は、母方の祖父母が用意する風習があります。
結婚をすれば妻が夫の家に入り、夫の両親と同居するのが当たり前と考えられていた時代、離れて暮らす母方の両親が、孫と娘の顔見たさに五月人形や鯉のぼりを用意し、夫側の家へ持って行ったのだとか。
今では、「五月人形」「鯉のぼり」「ひな人形」を用意する家庭も昔よりは減りました。
もしかすると、その延長で「ランドセル」や「勉強机」があるのかもしれません。
祖父母が、「ランドセル」を買いたいと考え、それを「楽しみにしている」というのは、孫の顔を見たい、孫と接したい、買ったランドセルが長い間孫が使ってくれるという気持ちからきているのでしょう。
ランドセルは祖父母が用意するという地域の風習、祖父母自身が祖父母に用意してもらったという経験、孫と関わりたいという感情から「ランドセルは祖父母が買う決まりなので、親が買うのはダメ」という言葉になっていると考えられます。
どっちの親が買う?
母方の祖父母にとっては、「会えない分、これくらい買わせて」というでしょうし、父方の祖父母は「嫁入り先の私がやるもの」というかもしれません。
つまり、面倒なのは両祖父母からランドセルを買いたいという要望が出たときです。
一番いいのは、両方からお祝い金をいただいて、家族だけでランドセルを決めることですが、祖父母の目的は、お祝い金を渡すことではなく、「孫との関わり」なので、多くの場合、ランドセルは現物による贈り物となります。
こうなると、どちらの祖父母を優先するかという別の問題に発展します。
このような場合の解決法は、小学校の入学に必要な準備品で、2大出費の「ランドセル」と「学習机」をそれぞれの祖父母に買ってもらうように伝えることです。
たとえば、父方の祖父母にランドセルを買ってもらい、母方の祖父母に学習机を買ってもらうといった感じです。
でも、学習机は、置く場所もないし、小さいころはテーブルで勉強させるから必要ないという場合もあります。
そんな場合は、事前に「五月人形は父方の祖父母に買ってもらったから、ランドセルは母方に」といった、過去の贈り物を誰に買ってもらったかを持ち出して、説得する方法もあります。
ランドセルは毎日使うものなので、子どもに喜ばれやすい学用品です。
祖父母にとっては、孫が自分が買ったランドセルを背負う姿を見られるのは嬉しいことなのです。
「両親が勝手にランドセルを買うこと」は、祖父母の喜びを奪うことにつながります。
どうしても、折り合いが使いない場合は、両祖父母に半額ずつ出してもらうという折衷案もおススメです。
この「どちらの祖父母が買うか問題」よりも重要なのは、お子さんと親御さんが望むランドセルが買えるかどうかです。
そこの主導権だけは、欲しいですよね。
もし、広告などで「ランドセルは祖父母が買うのが普通」というものがあったら疑いましょう。祖父母は孫には、高額でもお金を出すはずという思いから、高額品でも売れるという思惑が見えるからです。
買ってくれるのに値踏みされる
別の意味で悩むのが祖父母の予算問題です。
祖父母からランドセルを買ってくれるという提案があっても、「予算的に難しいから安いランドセルにしたい」と言われた場合です。
別の関連記事でも説明していますが、ランドセルには相場があります。
有名ブランドやデザインに凝ったもの、高級素材を使ったものは高額になりがちです。
しかし、イオンやニトリのような量販店のランドセルは、安いものがありますので、祖父母はそれにしたいというかもしれません。
そこで、「予算的に難しいなら、差額を両親が出すので、欲しいものを買いたい」と提案したとします。
おそらく、良い返事はこないでしょう。
なぜなら、祖父母の目的は「孫が自分が買ったランドセルを背負う姿を見たい」「孫を喜ばせたい」だからです。
親御さんが差額を出すと、効果が薄れると感じるのでしょう。
この場合、祖父母の意見を通してしまうと、予算の関係で安いランドセルになり、そのランドセルがお子さんの好みではない場合、ラン活は失敗に終わります。
ですから、解決策としては、親御さんが「ランドセルの相場」を知っておき、お子さんの好きなランドセルは、その相場では買えないことを伝えることです。
嫁姑の場合
ママにとっての一番の悩みは、義理の母の申し出でしょう。
義理の母がある日突然、「ランドセルは私が買うから」と行ってきて、数か月後に大きな荷物が届く。
空けてみると「本革の真っ赤なランドセル」が入っている…。
それを見たお子さんは、「薄紫が良かったのに」と泣き出す始末。
これはラン活大失敗の例です。
お子さんと親御さんの希望や好みが無視され、ラン活が強制終了してしまうパターンです。
こうならないようにするには、義理の母から申し出があったときに、すぐに、旦那さんから「自分たちで選びたい」という意思表示をしっかりとしてもらうことです。
ランドセルを誰が決めたか?
また、ランドセル工業会のアンケート調査を紹介します。
買ったランドセルは誰が決めたかというアンケートです。
決定者 | 決定割合 |
---|---|
本人 | 76.3% |
母親 | 14.6% |
父親 | 5.3% |
その他・不明 | 3.8% |
お子さん本人が決めたのは76.3%で、親御さんが決めたのは19.9%でした。
7割以上の親御さんは、ランドセルを決めるのに本人の希望を尊重しています。
残りは、親御さんか祖父母が決めていると思われます。
先ほどのアンケートでは、祖父母が54.5%の支払いをしていましたが、76.3%は本人が決めているということは、祖父母もお孫さんの意見を尊重している人がいるということでしょう。
展示会に一緒に行く
祖父母の想いも叶えながら、お子さんの希望を叶える方法は、「祖父母も一緒に展示会に行くこと」です。
展示会やショールームに行けば、たくさんのランドセルが並んでいて、時間の許す限り試着ができます。
「水色なんて安っぽい色はダメよ」と言っていた祖父母ですが、実際に背負った孫の姿を見ると、「意外に今風で可愛いわね」と心変わりするかもしれません。
また、ランドセルを選ぶときにも「孫がコレ欲しい」ということで、祖父母の意見は変わる可能性があります。
そして、ショールームの店員さんも味方につけて、プロの目線から「今の流行色」であったり、「クラリーノ」の性能であったりを説明してもらうことで、「本革赤色主義」的な考えは変えられるかもしれません。
ランドセルのカタログについては、関連記事をご覧ください。
ランドセルカタログ2026・2025一括資料請求まとめ 62ブランドまとめ
ランドセルを誰が買うか問題をまとめます。
- ランドセルはお子さんが選ぶ
- 親御さんが事前に機能面を確認してブランドを決める
- 祖父母が贈りたいと言ったら、お子さんやご家族に意見が通るようにする
- ただし、祖父母の気持ちも考慮する
今一度、誰のためのランドセルかを考えましょう。
6年間も使うのはお子さんです。
親御さんや祖父母の好みを押し付けるのは良くないでしょう。
きちんとお子さんの意見を聞いて、親御さんの考えも伝えて、双方納得して上で、家族会議で決めるのが「ラン活成功の唯一の方法」でしょう。
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