ランドセル リサイクル・再利用の注意点とは? 引き取り・無料回収は?

こんにちは、ランドセルひつじです!

ランドセルのリサイクル方法は?」「ランドセルは再利用できる?」「引き取りや無料回収ってしてくれる?」と悩んでいませんか?

6年経ったら、使わなくなったランドセルの使い道に悩みますよね。

そこで、今回はランドセルのリサイクル方法についてを紹介します。

ランドセル
ひつじ
ランドセル ひつじ

この記事は以下のような人におすすめ!

  • ランドセルのリサイクル方法を知りたい人
  • ランドセルを燃えるゴミに出したくない人

リサイクルとは

そもそも、リサイクルとは、リサイクルショップに出すことではありません

リサイクルとは、使える資源にすることです。

ランドセルなら、資源は革や金属、布、プラスチックなどです。

つまり、リサイクルをするためには、ランドセルを「資源ゴミ」として分別し、再資源化(リサイクル)ができる廃棄物として扱う必要があります。

結論からお伝えすると、ほとんどの自治体は無理です。

6年間の思い出の詰まったランドセルも捨てれば「ただのゴミ」です。

そこで、環境のことを考えれば「リサイクルしたい」と考えますよね。

ゴミを減らすときの考え方に「3R(スリーアール)」というのがあります。

お子さんは小学校のときに家庭科の授業で習っています。

ランドセルの3R
  • リデュース(Reduce)…ランドセルを捨てない(ゴミを出さない・ゴミを減らす)
  • リユース(Reuse)…ランドセルをリメイクや寄付する
  • リサイクル(Recycle)…使える資源にする

リサイクルをするためには、資源ゴミとして分別する必要があります。

一般的に、資源ゴミは次のようなものです。

資源ゴミ
  • 古紙
  • 鉄くず
  • アルミニウム
  • びん
  • 空き缶
  • ペットボトル
  • ダンボール
  • プラスチック製容器包装
  • 紙製容器包装

残念ながら、自治体でランドセルは「資源ゴミ」に指定されていないため、再資源化(リサイクル)はできません

理由は、資源ゴミで回収しても、それに見合う需要がなければコストをかけて再資源化されず、ゴミになる可能性があるからです。

再資源化とは、金属なら溶解し、新たな金属製品を作ったり、古紙なら繊維に戻して、再生紙を作ることです。

革は動物の皮から作られ、その過程で「なめし」という処理をします。この工程で革は耐久性や柔軟性を持つようになりますが、化学物質を使うため、リサイクル(再資源化)をするのが難しくなります。

だから、自治体の多くは、ランドセルをゴミの分別として「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」としています。

しかし、お住まいの地域によっては、リサイクル業者がランドセルを「無料回収・引き取り」してくれるかもしれません。

可能性は低いですが、気になる方はお住まいの自治体に確認してみましょう。

リサイクルショップはリサイクル?

リサイクルとは、ランドセルを資源ゴミに指定して再資源化し、新たな製品や材料として再利用することです。

リサイクルショップは「リサイクル」という言葉を使っていますが、本来の再資源化という意味ではありません。

リサイクルショップは、単に不要になったものを再販売する店のことです。

ここでは、中古ランドセルを買い取って、他の人に販売しています。

リサイクルショップは、3Rで分類すると「リサイクル」ではなく「リユース」です。

ランドセルの状態が良ければ、500~1,000円程度で売れるでしょう。

「安い…」と思われたかと思います。

リサイクルショップとしては、ランドセルは特定の季節しか売れない商品なので、売りにくい商品だからです。

なぜなら、幼稚園の年長さんの子を持つ親御さんか、小学校の中高学年のランドセルを壊した子を持つ親御さんが買うことになるからです。

また、リサイクルショップで売れるランドセルは次のような状態のランドセルです。

リサイクルショップで売れるランドセル
  • 状態がきれい
  • 人気のブランドである
  • 人気の色である
  • デザインがシンプルである

毎年100万人ぐらいの小学生が卒業するので、中古ランドセルはどうしても市場に余ります。

新しく小学生になる子は、新品を買うことが多いので、中古は売りにくいのが理由でしょう。

また、ランドセルは皮革製品なので、耐用年数(製品寿命)が10年くらいです。

経年劣化といって、空気に触れることで革が時間とともに劣化していきます。

つまり、古くなれば古くなるほど価値が下がるわけです。

ただし、小学生の高学年のお子さんがランドセルを壊して、有償修理なら10,000円ぐらいかかるから、3,000円ぐらいの中古でラストの1~2年を使いたいという「セカンドランドセル」需要はあると思います。

リサイクルショップは「セカンドストリート(全国800店舗)」「学生服リユースショップさくらや(全国90店舗)」などで売れます。

ヤフオクやメルカリで売る

リサイクルショップに売っても「二束三文(微々たるもの)」だし、フリーマーケットやバザーもいつあるかわからない。

だったら、自分で今すぐ売りたいという人もいるでしょう。

自分で今すぐ売るなら「ヤフオク」「メルカリ」などの個人売買サイトがあります。

ヤフオクで「ランドセル」を検索するとオークション出品で2,000件以上が出てきます。

「オークファン」という個人売買サイトの平均取引価格を調べるサイトを見てみると、下記のような感じで取引されています。

平均取引価格(※調査当時)
  • ヤフオク 11,181円(小売業者の新品も含まれていると思われます)
  • メルカリ 3,641円

おそらく、ランドセルの状態が良く、人気のブランドで無難なデザイン・色なら3,000円ぐらいで売れると思います。

このあたりの価格帯が、中古市場の相場だと思います。

ただし、出品にシステム利用料や梱包、発送の手間がかかりますので、慣れている方や手間を惜しまない方向けでしょう。

発送方法送料
メルカリでらくらくメルカリ便(宅急便)¥1,000~
ヤフオク ゆうパック(おてがる版)¥900~
ランドセル送料の目安

あげる・譲る

お子さんの兄弟へ「おさがり」は嫌だけど、捨てるのももったいない。

だからといって、知り合いに欲しい人もいない。

そんなときは、「ジモティ」で譲るという方法もあります。

ジモティは、地域に密着した掲示板サイトで、いらないものを無料で情報を掲載して、個人間で譲り渡しできるサービスです。

情報登録料は無料です。

また、譲り渡しは無料でも有料でもできます。

多くの利用者は、送料や梱包、発送の手間を省くために、同じ地域の人に取りに来てもらって手渡ししています。

ジモティで「ランドセル」を検索すると全国で18,000件以上、東京都で2,900件以上出てきます。

リメイクする

おススメはランドセルリメイクです。

ランドセルリメイクは、使わなくなったランドセルを別の形に作り変える方法のことです。

ランドセルは皮革製品なので、丈夫にできています。

そこで、卒業後にも使えるようにリメイクします。

人気のリメイク品は次のようなものです。

リメイク品
  • ミニランドセル
  • 財布
  • キーホルダー
  • キーケース
  • ペンケース

中学生になれば、ランドセルをリメイクした、本格的な革の財布やキーホルダーは、新たな人生の一歩としていかがですか?

革製品は大人でも人気のアイテムですから、マジックテープでバリバリの財布を使っていたお子さんにとっては、本格的な大人のアイテムを手に入れることになります。

例えば、お子さんにサプライズで誕生日プレゼントとして、ランドセルから作った革の財布は、きっと喜んでくれるでしょうね。

リメイクの依頼は、基本的にランドセルを買ったメーカーや工房で受け付けています。

注意点もあるので、詳しくはリメイクの関連記事は下記をご覧ください。

ランドセル リメイクで失敗しない方法とは?

まとめ

ランドセルのリサイクルをまとめます。

ポイント
  • ほとんどの自治体ではランドセルをリサイクルしていない
  • リサイクルショップは、リサイクル(再資源化)ではなく再販売店
  • リサイクルショップの買い取り相場は500~1,000円程度
  • ヤフオクやメルカリの取引相場は3,500円程度
  • ジモティであげる・譲る方法もある
  • おススメはリメイク(思い入れのあるものは、形を変えて使い続けるのがよいため)

思い入れのあるランドセルですから、二束三文で売るよりは、リメイクで形を変えて手元に置いておく方がいいと思います。

中学生・高校生になっても使い続けられるように、「財布」「キーケース」などに形を変えて、使い続けるのもいいと思いますよ。