「ランドセルはいつ買えばいい?」「売り切れはいつ?」「いつから買える?」「安くなる時期は?」と気になっていますか?
入学までは、まだ余裕があっても、「周りの人はもう買った」と聞くと少し焦りますよね。
祖父母にプレゼントしてもらう人は、「ゴールデンウィークで間に合う?」「お盆休みなら遅い?」そんな心配もあるかもしれません。
そこで、この記事では、失敗しないランドセル選びとして、ベストな購入時期についてお伝えします。

この記事は以下のような人におすすめ!
- ランドセル選びで失敗したくない人
- ランドセルの購入時期を決めたい人
この記事を読むことで、ランドセルの購入時期を決めることができます。
ランドセルの購入時期
結論からお伝えすると、ランドセルの購入時期は、年長さんの4~6月がおすすめです。
ちなみに、人気工房系は年中さんの2~3月に申し込む人が多いです。
次の図がランドセル購入のおすすめスケジュールです。

ランドセルは、大きく分けて、職人が工房で手作りする「工房系」とメーカーが工場で製造する「メーカー系」があります。
人気工房は、職人さんが手作りするので、ランドセルを作る数が少なく、注文(予約)の受付がすぐに終わります。
また、ランドセルは注文したらすぐに届くわけではなく、注文予約をすることで、注文後に生産(受注生産)します。
ですから、職人さんが1年間に生産できる数が決まっているので、製造予定数に達したら受付が終わるわけです。
工房系は職人さんが少ないので、受付が早期に終了する理由はここからきています。
そこで、受付がすぐに終わる人気工房系でも、失敗しないようなスケジュールになっています。
それでは、詳しくステップごとに説明していきます。
早いところでは、「年中」さんの9月から冊子のカタログ請求が始まります。
冊子のカタログは、だいたい12月下旬ごろから届き始めます。
おすすめは、9月から翌年の1月ぐらいの間に、気になるブランドを5つくらい取り寄せてみましょう。
カタログを早く請求するメリットは、工房やメーカーによっては、特典としてサンプルの皮革がもらえます。
皮革の素材感や肌触り、色味なんかがご自宅で確かめられます。
2月くらいから、各ブランドごとに展示会が開催されます。
気になるブランドの公式サイトを確認して、お住まいの近くで開催される日を確認してみましょう。
時期をずらしながら、全国各地で開催されています。
また、ブランドによってはショールームもありますので、お住まいの近くのお店に行くのもおすすめです。
ブランドによっては、「予約が必要」なところがありますので、事前に確認しましょう。
行くときには、必ずお子さんと行って、「背負い心地」や「ランドセルの色味」「触り心地」を確認しましょう。
お店や展示会場によっては、記念写真も撮れますので、遠方の祖父母に買ってもらう予定の人は、試着写真を撮って見せるのもありです。
動きの速いご家族は、3月には人気工房に申し込みます。
もし、買いたいブランドとモデルが決まっていたら、この時期に申し込めば間違いなくゲットできるでしょう。
注文するランドセルを決めましょう。
お子さんは、デザインやカラーでランドセルを選んでしまうので、事前に親御さんで、機能などを確認して、ブランドを選びましょう。
理由は、お子さんが「このランドセルにする!」と決めてしまうと、後から説得して、別のランドセルにするのが大変だからです。
ですから、親御さんがブランドを決めた後に、お子さんがデザインやカラーを選ぶのがおすすめの決め方です。
ただ、親御さんは「6年間飽きがこないものにしてほしい」といった要望もあるので、お子さんと話し合うのもよいでしょう。
最終的には、6年間使うのはお子さんなので、お子さんの意見を尊重してあげるといいと思います。
ランドセルの注文が一番多いのは5月です。
祖父母に買ってもらう場合は、ゴールデンウィークがねらい目かもしれません。
4~6月がランドセル注文のピークです。
この時期に注文をしておかないと、人気工房系のランドセルは、気に入ったシリーズやカラーは買えなくなります。
この時期は、「早割」として、通常価格よりも安い価格で買えることもあります。
人気工房系は、6月になると展示会もなくなり、人気モデルは売り切れになります。
工房系で欲しいモデルがあるなら、5月中に申し込むのがおすすめです。
ランドセルは注文を受けて、順次製造しながら発送されます。
7月以降の購入時期

7~8月以降の購入時期
夏休み、お盆休みの時期は、たくさんの種類から選べるラストチャンスです。
実は、ランドセルの注文が2番目に多いのが8月です(1番目は5月)。
有名工房系は、注文の受付が終了しているランドセルが出始めていますが、まだ選べる可能性があります。
遅くても8月中には注文をおすすめします。
9~12月の購入時期
この時期には、残念ながら工房系の注文受付は終了しています。
メーカー系も、人気モデルの売り切れが目立ち始めます。
選べる種類は少ないですが、アウトレットセールや型落ち、在庫処分セールなども始まります。
セールの種類は3つあります。
アウトレットセールは、展示会やお店で展示、試着していたランドセルです。
直営店で展示して、試着されてきたものなので、小さなキズなどがある場合がありますが、セールで割引されています。
また、型落ちは過去モデルの売れ残りで、在庫処分は最新モデルの売れ残りです。
どちらも、セールで割り引きされますので、お得に買えます。
1~3月の購入時期
入学直前ですから、ほとんどのご家庭ではランドセルが家に届いているころです。
選べる種類は少なくなりますが、ランドセルが買えなくなることはありません。
量販店などでは、在庫処分などでランドセルがさらに安くなる時期です。
ランドセルにこだわりはなく、とにかくお得なものを探している人はこの時期がねらい目です。
実際にランドセルを購入した時期
下記のグラフは、ランドセル工業会が調査した、実際にランドセルを購入した時期です。

5月が購入のピークになり、8月に一旦増えますが、その後はなだらかに減っていっています。
ほとんどの人気工房系・人気メーカー系は2月から販売開始します。
ネットでは2~4月に申し込みが殺到し、直営店・展示会では、GWをはさむ4~6月がピークです。
次にくるピークは、夏休みに入る7~9月で、祖父母のもとへ帰省したきっかけなどで購入が増えます。
ランドセルは、100以上のパーツを組み立て、手間暇がかかるので、どこの工房・メーカーも年間に作る量を決めています。
そこで、注文を受け付けて、製造予定の数に達したら受付終了となります。
人気モデルだからといって、ととから増産することはほぼありません。
ランドセルは家電製品のように、事前に作っておいて、在庫がなくなったら販売終了というものではありません。
ランドセルのカタログが届いたら
まずは、親御さんだけで見てみましょう。
なぜなら、お子さんと見てしまうと、機能やブランドを絞り込む前に、「お子さんが選んでしまうから」です。
お子さんはデザインやカラーで選びますから、違うものに説得するのは大変です。
まず、機能や選んでほしくないデザインや色を確認して、絞り込んでからお子さんと見ましょう。
気になるランドセルに「〇」丸を付けたり、付箋(ふせん)を貼ったりして、チェックしましょう。
ランドセルのカタログは、5冊くらいを取り寄せてみましょう。
ランドセルのカタログは、比較してみることで、色々なことがわかります。
カタログは無料ですし、せっかくの「ラン活」ですから、楽しみましょう。
その際に、工房系とメーカー系を選んでみましょう。
工房系のこだわりやメーカー系の高機能など、選ぶ基準が作れます。
値段も様々ですし、デザインやカラーも多彩、皮革素材、重さも違います。
ラン活とは
「ラン活」とは、ランドセル購入活動のことです。
小学校の入学を控えたお子さんのランドセルを購入するために、ご家族が行う活動のこと。
カタログを取り寄せたり、展示会やショールームへの試着に行ったり、実際に購入する活動です。
近年は、「お子さんに良いものを買ってあげたい」という高級志向もあります。
また、親御さんとご親御さんの祖父母を合わせて、「6つの財布がある」とも言われ、高級ランドセルも人気です。
さらに、「ランドセルは地元のカバン店で購入する」という時代ではなくなり、ランドセルの買い方もネット通販や量販店など多様化しています。
ブランドの数も増え、モデルやデザイン、カラーもバラエティ豊かです。
そこで、「いったいどのランドセルを選んだらいいの?」と頭を抱えるほどです。
さらに、人気工房系は、年中の9月ごろからカタログ請求ができ、2月には販売予約が始まります。
そして、6月ごろには売り切れとなるため、欲しいブランドが決まっているご家族の「ラン活」が盛んになっています。
そういったことから、「一生で一度、6年間使うものだから、良いものを選んであげたい」という親御さんの想いが、「ラン活」というブームになったのでしょう。
ラン活ブームのきっかけ
「お子さんに良いものを」というこだわりは、ランドセルの品質やデザインへ目が向けられるようになります。
その火付け役となったのが、工房系の職人が手作りするランドセルです。
質の良い皮革や伝統的な技術、デザインや機能性、職人さんが手作業で一つひとつ作るランドセルが人気に。
人気の工房に、全国からカタログの請求があり、展示会やショールームに集まるようになりました。
中には、遠方から家族旅行を兼ねて、工房に試着をしにくるご家族もあるとか。
GWになると、鞄工房山本がある奈良へ家族旅行も兼ねて、ショールームに試着に来る人もいるそうです。
また、コロナの影響で「レンタルランドセル」も始まり、自宅にいながら試着ができるようにもなりました。
ラン活が年々早まる理由
工房系のランドセルは、職人さんの手作りのため、製造できる数に限りがあります。
そのため、人気の工房では、早いところで6~7月には受付終了するとこもあります。
買えない方に応えるために、新作ランドセルの発表を前倒しにし、カタログ請求も前倒しにしたところ…。
早いところでは、年中の9月からカタログ請求が始まり、1月には発売開始のところも出てきました。
年長に上がった4~6月が購入時期のピークですが、「あと1年もあるし…」という気持ちでいると、気づいたときには、人気工房系は手に入らないということになります。
メーカー系は少し安心
工房系はすぐに販売終了となりますが、メーカー系は大量生産しますので、比較的買いやすいのが特徴です。
ただし、メーカーの中で一番人気のブランドで、一番人気のカラーなどは売り切れる可能性が高いので、夏休み中には決めたいところです。
工房系・メーカー系が全国を展示会で回りますが、展示会が終わる時期はだいたい7~8月までです。
展示会開催中に購入を決めてしまうご家庭が多いので、この時期をひとつの目安とされるのがいいでしょう。
まとめ
ベストなランドセル購入時期は3~5月です。
3~5月の間にランドセルを注文すると、最新モデルで人気のモデル、カラーでも問題なく選べます。
そのためには、前年の9~3月にカタログを無料で取り寄せましょう。
そして、展示会に行く前にカタログを取り寄せ、展示会や直営店で試着してみましょう。
展示会に行けなかったり、お店が遠い場合は、「ランドセルをレンタル」する方法もあります。
また、遅くても7~8月に購入できれば、選択肢も多いでしょう。
気に入ったランドセルが見つかるといいですね。


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