ランドセルの英語とは?和製英語それとも外来語?

こんにちは、ランドセルひつじです!

 

小学生が通学に使うランドセル

カタカナということは和製英語?」「それとも外来語?」と興味がありますか?

そこで、今回は、ランドセルの英語表現についてご紹介します!

ランドセルひつじ
ランドセル ひつじ

この記事は以下のような人におすすめ!

  • ランドセルの英語を知りたい人

この記事を読めば、ランドセルを英語で表現する方法がわかります。

ランドセルの英語

ランドセルは英語に訳すと次のようになります。

英語
  • school bag
  • backpack

school bag (発音記号:skúːl bˈæg 名詞)

school bag(スクールバッグ)は、学生が学校に通うために使うカバンという意味です。

教科書などの学用品を運ぶためのカバンです。

語源は school(スクール) + bag(バッグ)です。

学生が通学に使うカバンですから、小学生だけではなく、中学生や高校生も含まれます

そこで、ランドセルは基本的に小学生しか使わないので、小学生に絞るとランドセルの意味に近くなります。

school bag for primary school students

これで「小学生用ランドセル」という意味になり、ランドセルに近くなります。

ランドセル

ただし、日本では学生カバンと言えば、小学生は革製の背負いカバン、中学生・高校生は革製の手さげカバンです。

厳密には、中学生と高校生用が使う学生かばんも狭義の語法では「スクールバッグ」とは違います。

学生カバン

今では、「ボストンバッグ」の方が主流なので、「スクールバッグ」の意味に適しています。

ボストンバッグ」は、ボストン大学の学生が使っていた旅行用の手さげカバンで、底が長方形で中ほどにふくらみがあり、持ち手が2本あるてさげカバンです。

ボストンバッグ

ちなみに、通園用の幼稚園に通うためのカバンは、「kindergarten bag」や「school bag for kindergarten」と表現できます。

通園カバン

backpack (発音記号:ˈbæˌkpæk 名詞)

backpack(バックパック)は、背負い袋という意味です。

バックパックは、背中で荷物の重量を支えるようにデザインされた大きなバッグです。

元々は、アウトドアや旅行、登山で使われていましたが、今では通学でも使われています。

語源は、back(背中)とpack(荷物を詰める袋)を組み合わせた言葉です。

バックパック

こちらも下記のようにすることで、ランドセルの意味に近くなります。

backpack used in primary school

小学生が使うバックパックという意味です。

バックパックとリュックサックの違い

バックパックに似た言葉で、「リュックサック」という言葉があります。

リュックと略すこともあります。

リュックサック(rucksack)は、ドイツ語由来の言葉で「背中に背負う袋」という意味です。

Ruck(背中)とSack(袋)を組み合わせた言葉です。

バックパックと似ていますが、日本では、リュックサックの方が小さめで、日常使いに適したカジュアルな印象があります。

リュックサック

バックパックとナップサックの違い

バックパックに似た言葉で、「ナップサック」という言葉があります。

ナップサック(knapsack)は、軽くてシンプルな紐で口を絞って閉じるタイプの袋状のバッグです。

元々は、英語のknap(噛む、食べる)とsackを組み合わせた言葉です。

兵士や旅行者が食料や日用品を入れて背負う袋を指していました。

今では、スポーツやアウトドア活動、軽い荷物を持ち運ぶ際に使われます。

素材はナイロンや布製が一般的です。

ナップサック

ランドセルは和製オランダ語

ランドセルの語源は、背負い袋をオランダ語「ransel(ランセル)」と呼びます。

ransel(ランセル)が訛って「randsel(ランドセル)」に変わったという説があります(※諸説あり)。

ランセルは、江戸時代末期から明治時代にかけて西洋文化が日本に入ってくる中で、日本でも使われるようになりました。

当時、オランダは日本にとって主要な西洋の国のひとつ。

その影響でオランダ語から取り入れられた和製語が「ランドセル」です。

ランドセルの歴史について興味がある方は、下記の関連記事をご覧ください。

ランドセル歴史の秘密~黒船来航と伊藤博文が関係していた!?起源・発祥・由来・語源・意味・昔と今~

ランドセルは和製語

和製語は、外国語の言葉をもとにして、日本で新しく作られた言葉を指します。

日本独自の造語です。

たとえば、サラリーマンも和製語です。

salary(給料)とman(人)のを組み合わせた造語です。

ランドセルは、オランダ語の「ランセル」が、日本語の「ランドセル」に変化していますので和製語です

ランドセルは外来語ではない

外来語は、外国語がそのままの形や意味で、日本語に取り入れられた言葉です。

発音や表記がカタカナに変わります。

たとえば、「コンピューター」 は「computer」をそのまま使っているので外来語です。

ランドセルは、ランセルからの変化なので、そのままではないため、外来語ではありません。

まとめ

ランドセルは、オランダ語の「ランセル」が変形した和製オランダ語です。

英語に訳すときは、次のように訳します。

英語
  • school bag
  • school bag for primary school students
  • backpack
  • backpack used in primary school

でも、最近は、「ランドセル」文化自体が、日本の漫画やアニメの影響で、世界に認知されてきています。

ですから、そのまま「randoseru」でいけるかもしれませんね。