「ランドセルはどうやって処分したらいいのか?」と悩まれていませんか?
6年間使ってきた思い入れのあるランドセル。
卒業したら使い道はないし、ゴミとして捨てていいのか、リサイクルや寄付ができるのかなど知りたいですよね。
そこで、この記事では、ランドセルを処分したい方に、みんなが気になる処分方法を紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- ランドセルを処分したい人
- ランドセルの処分方法を決めたい人
この記事を読めば、自分に合ったランドセルの処分方法を見つけることができます。
お子さんが6年間使ってきたものですから、ぜひ、家族で話し合ってみるのもいいですね。
ランドセルの処分方法の比較5選
ご紹介するランドセルの処分方法は次の5つです。
ゴミに出したり、供養したり。
有効活用としては、リサイクルや寄付、リメイクなどがあります。
- リメイクする
- 寄付する
- リサイクル(引き取り・無料回収)する
- ゴミ出しする
- 供養する
当サイトでおススメしているのはリメイク
ランドセルリメイクとは、使わなくなったランドセルを元に、別物のに作り変えることを言います。
小学校を卒業したら、ランドセルは使わなくなりますが、革は丈夫なのでまだ使えます。
そこで、ランドセルの革を使って、中学生でも使えるように革財布や革ペンケースを作るというものです。
処分方法の比較
ランドセルの処分方法を比較してみました。
比較内容 | リメイク | 寄付 | リサイクル | ゴミ出し | 供養 |
---|---|---|---|---|---|
手間がかかる | |||||
お金がかかる | ¥20,000ぐらい | ¥2,500ぐらい | ¥3,500ぐらい | ¥300ぐらい | ¥2,000円+送料 |
メリット | 形を変えて残せる | 社会貢献 | 売れる | 安く処理 | 感謝できる |
デメリット | 費用がかかる | 寄付金がかかる | 手間がかかる | ゴミ問題 | 供養料がかかる |
おススメ | モノにも魂が宿り 思い出を大切にできるから |
一番、手間がからないのはゴミ出しです。
自治体によって、ゴミの出し方は違いますが、手間はそんなにかかりません。
費用面で見るとリサイクルです。売れれば少しですがお金になります。
メルカリの中古ランドセルの取引相場は、3,500円くらいです。
でも、一番おススメするのはリメイクです。
ランドセルリメイクする
ランドセルリメイクは、使わなくなったランドセルを別の形に作り変えることです。
ランドセルは革製品なので、革を活かすことで中学生になっても使い続けられます。
リメイク品は次のようなものが人気です。
- ミニランドセル
- 財布
- キーホルダー
- キーケース
- ペンケース
リメイクの依頼は、ランドセルを買ったメーカーや工房で受け付けています。
ただし、注意点があります。
- 破損や劣化が激しいものは受け付けてくれない
- 人工皮革は受け付けてくれないこともある
ランドセルの皮革を使ってリメイクしますので、破損や劣化が激しいものはリメイクとして受け付けてもらえません。
なぜなら、ランドセルから財布などに作り変えるときに、劣化が激しいと縫製で破れたりするからです。
また、メーカーや工房によっては、人工皮革は受け付けてくれないところもあります。
理由は、天然皮革と比べて耐久期間が短く、劣化が早いためです。
その他にも、細かな注意点やリメイクの依頼先の選び方は、下記の関連記事をご覧ください。
ランドセルのリメイクで失敗しない方法!おしゃれな財布・バッグ寄付する
ランドセルを寄付するときに悩むのが、どの団体に寄付するかということですよね。
「寄付金がいるとこは避けたい」「送料はどうなるのか?」「きちんと欲しい人に届くのか気になる」そう言った方に、寄付の注意点をあげてみます。
いらなくなったランドセルは寄付してもいいけど、それとは別に、寄付金や送料がかかるのはちょっと…という方も多いのではないかと思います。
NPOの寄付団体は、基本的に海外の子どもに寄付をするところが多いです。
注意点は下記のようなものです。
- 寄付金がかかる
- 破損したランドセルは寄付できない
- 豚革は宗教上で寄付できない国がある
- 受付期間があるところもある
- リサイクル業者の寄付は不透明なところもある
NGO団体は、ランドセルを寄付するためには寄付金も必要です。
一般企業は寄付金が不要ですが、ランドセルを送る費用は実費です。
寄付金はランドセル1個につき、2,500円くらいです。
ランドセルの海外発送費などに使われます。
また、海外の子どもが使うので、当然、壊れた使えないランドセルは受け付けてもらえません。
さらに、海外への寄付では、国によって、豚革が宗教上受け付けてもらえません。
そして、NPO法人は随時受け付けてもらえますが、企業の場合は受付期間が決まっています。
リサイクル(引き取り・無料回収)する
実は、リサイクルとは、リサイクルショップに出すことではありません。
リサイクルとは、使える資源にすることです。
ランドセルなら、資源は革や金属、布、プラスチックなどです。
つまり、リサイクルをするためには、ランドセルを「資源ゴミ」として分別し、再資源化(リサイクル)ができる廃棄物として扱う必要があります。
結論からお伝えすると、ほとんどの自治体は無理です。
皮革は動物の皮を加工して革にします。
耐久性や防水性、柔軟性を出すために化学薬品で加工してあるので、再利用しにくい資源だからです。
そこで、代替案はリユースです。
- リサイクルショップで売る
- ヤフオク・メルカリで個人売買する
- ジモティで譲る
リサイクルショップは、「セカンドストリート(全国800店舗以上)」「学生服リユースショップさくらや(全国90店舗)」などがあります。
また、ヤフオクやメルカリなら自分で売ることもできますし、ジモティなら無料で譲ることもできます。
ゴミ出しする
ランドセルをゴミ出しするときに悩むのが分別ですよね。
ランドセルには、皮革や金属、プラスチックなどさまざまな素材が使われています。
さらに、そこそこ大きいですから粗大ゴミになるのかどうかも気になるところでしょう。
分別ルールは、「燃えるゴミ(可燃ゴミ)」「燃えないゴミ(不燃ゴミ)」「粗大ゴミ」に分かれます。
しかも、自治体ごとにゴミの分別ルールが違います。
ゴミ捨てのステップは3つあります。
まずは、自治体ごとにゴミの分別ルールが違うので確認してみましょう。
「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」のどれかです。
自治体によっては、ゴミの分別が「可燃ゴミ」だったとしても、大きさが30cm角(30cm×30cmの正方形)以上になると「粗大ゴミ」になる場合があります。
A4フラットファイルは31cm×23cmなので、対応ランドセルは若干オーバーします。
ゴミの分別が「可燃ゴミ」でも、金属は燃えません。
ゴミ焼却炉の故障原因になるので、金具は取り外し、金具の部分だけ「不燃ゴミ」で捨てましょう。
供養をする
「捨てるのはイヤ…」「祖父母にプレゼントされたから捨てられない…」「売るのもちょっと…」
そんな方には、ランドセルを供養する方法があります。
兵庫県豊岡市と言えば日本有数の鞄の産地。
その豊岡市にある「柳の宮神社(やなぎのみやじんじゃ)」は、日本で唯一、かばんの神様をまつる神社とされ、全国から供養のためにランドセルが送られてきます。
兵庫県豊岡市にある小田井縣神社(おだいあがたじんじゃ)の中にある神社(末社)「柳の宮神社」は、日本で唯一、かばんの神様をまつる神社とされています。
供養料は、ランドセル1個につき2,000円+送料自己負担です。
供養日は年2回、3月12日(財布の日)・8月1日(柳まつりの日)です。
ランドセルは小学校の6年間、お子さんを守り、成長を見守ってきた学用品です。
その役割を終えたランドセルに「感謝の気持ち」を込めて供養したいという方もいるでしょう。
日本には「モノにも魂が宿る」という考え方もあります。
モノを大切にする気持ちは、お子さんにも伝わりますよね。
小学校卒業という人生の区切りのひとつですから、お子さんが無事に育ったことを感謝して、儀式として行う人もいます。
遠方からでも申し込みは下記で受け付けています。
まとめ
ランドセルの処分方法を5つご紹介しました。
- リメイクする
- 寄付する
- リサイクル(引き取り・無料回収)する
- ゴミ出しする
- 供養する
この中で一番おススメするのがリメイクです。
思い入れのあるランドセルですが、使い道がなくて…という方におススメです。
ランドセルも捨てればただのゴミですし、寄付や供養にもお金がかかります。
リサイクルショップやヤフオクで売っても、低額ですから、形を変えて使い続けるというのもいいと思います。
ランドセルを完全に手放すのではなく、形を変えることで大きくなっても使い続けるという選択です。
リメイクは、モノを大切にする気持ちを育む機会としてもよい選択ですよね。
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