「交通安全カバーをもらったけど…」と「いつまで使うの?」「破れたらどうすれば?」とお悩みですか?
登下校で目立つ黄色の交通安全カバーは安心だけど、外すタイミングも知りたいですよね。
そこで、1年生のランドセルカバーについて説明します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 新小学1年生で交通安全カバーをもらった人
- いつまでつけるのか、破れたらどうするのかを知りたい人
この記事を読むことで、交通安全カバーの使い方がわかります。
新小学1年生で配布される交通安全のランドセルカバーとは
小学校へ入学したときに配られる交通安全カバー。
鮮やかな黄色に、交通安全のマークが入ったランドセルカバーは、交通安全協会が配布してくれます。
この取り組みは、自動車の普及で交通事故が増えた1960年代から行われています。
目的は、お子さんや親御さんの安全意識を高めて、車の運転手に注意を促し、通学時の交通事故を防止するためです。
交通安全カバーは、入学式のときに学校から配られることが多く、多くの1年生が、配られた次の日から付けてきます。
黄色はとても目立つ色で、車からも良く見えるため、「しばらく付けて登校するように」と担任の先生から言われるところも多いでしょう。
期間は、1年間使うように言われる学校もありますし、みんながわりとすぐに外すところもあります。
交通安全のランドセルカバーは強制?
ラン活が終わり、一目ぼれで買ったランドセル。
親御や祖父母も入学式を楽しみにしていたと思います。
でも、「せっかく、気に入った色のランドセルを買ったのに…」と、交通安全のために、黄色のランドセルカバーを付けるように言われたことで、残念な気持ちになる親御さんもいるかもしれません。
しかし、小学校によりますが、1年生の間は交通安全カバーで過ごすことになります。
多くの小学校では、交通安全の目的から付けるように言われますが、強制ではありません。
ですが、小学校の立場から、「交通安全カバーを付けなくてもよい」と言ってしまい、もし、「児童が交通事故に合ったら」責任問題になるかもしれないと考え、「できるだけ付けてください」と言うでしょう。
また、親御さんによっては、次のような別の意見もあります。
「交通安全にはいいが、登下校に慣れていない1年生と宣伝しているだけでは?」という防犯上の心配をする声もあるようです。
ただ、交通安全カバーと一緒に大手保険会社から配布される「交通安全ワッペン」は、ランドセルに付けるように指示される場合があります。
交通安全ワッペンは、新小学生を対象に1年間、交通事故傷害保険(保険金額は最高50万円)が付いているので指定された場所に付けましょう。
交通安全カバーの特徴(メリット・デメリット)
ここで、交通安全カバーのメリット・デメリットをまとめてみます。
- 交通事故を防止する
- お子さんや親御さんの交通安全意識を高める
- 車の運転手に注意を促す
- 目立つ黄色で視認性が上がる
- 雨やキズからランドセルを守る
- ランドセルのデザインや色が隠れる
- 着脱が面倒
- カバーの劣化や破損がある
- サイズが合わないことがある
デメリットとして、着脱が面倒だったり、せっかく買ったランドセルのデザインや色が隠れることがあります。
しかし、お子さんが事故にあう可能性が減らせるメリットの方が大きいでしょう。
そもそも、みんなが同じ黄色で通うことで、不満を持つお子さんも少ないです。
ただし、親御さんは「あんなにラン活したけど、1年生のうちはランドセルの色なんて関係ないね~」と、みんな苦笑いするかもしれませんが…。
交通安全カバーの付け方
ランドセルのかぶせを開きます。次に、交通安全カバーをかぶせ部分に通します。このとき、交通安全カバーのひもが持ち手の方にくるように通します。交通安全カバーの絵柄が上下逆にならないように気を付けましょう。
交通安全カバーに付いている固定用のひもをランドセル上部に付いている「吊りカン」に通して結びます。吊りカンを上に引き上げるとひもが結びやすくなります。ひもを結んだら、吊りカンを押し込んで固定します。
交通安全カバーを付けたら、ランドセルの錠前をしめて確認しましょう。交通安全カバーの絵柄が上下逆になっていないか、カバーが浮いていないかなどを確認します。
ランドセルに吊りカンが付いていない場合は、背カン部分に結びましょう。
半かぶせや横型のランドセルは、交通安全カバーのサイズが違います。
長い部分を切ってしまうと、端からボロボロになる可能性があります。
そんな場合は、切るのではなく折り曲げて、テープで止めるなどの工夫をしましょう。
交通安全カバーの使い方
交通安全カバーは、高温・多湿を避けて、週に一度はカバーを外して風通しを良くしましょう。
カバーのつけっぱなしは、蒸れてかぶせの変色や色移りの原因となります。
学校が休みの日などに、定期的に取り外して、ランドセル全体を乾拭きすることをおすすめします。
交通安全カバーが破れたら
お子さんによっては、交通安全カバーがボロボロになる場合もあります。
ひどい子は、「ベロンベロンになって風になびいてる子も…」。
そのような場合、補強は透明の「絵本強力補修テープ」がおすすめです。
交通安全カバーだけではなく、余った分は、教科書やノートを破いてしまっても使えて便利です。
セロテープよりも分厚く、粘着も強めで劣化が少ないのが特徴です。
交通安全カバーが破れないようにする方法
交通安全カバーがボロボロになる前に、予防する方法があります。
破れる前に、「さらに透明のランドセルカバーを使う」方法です。
交通安全カバーが見えるように、透明カバーで周囲に反射材付きのものを選ぶと、薄暗いときには、さらに車の運転手の視認性が上がります。
また、交通安全カバーのお役目が終わった後にも使えます。
交通安全カバーを買い替える方法
交通安全カバーが使っていたら、ボロボロになる場合があります。
「みんなが付けていると、外したくない」とお子さんが言ったときに、補修してもいつかは限界がきます。
そんな場合は、まず、学校に相談してみましょう。
学校によっては、「破れても、修了式の日まで直して使ってください」と言われる場合もありますが、余っていたら「破れたら新に配布してくれる」学校もあるようです。
また、学校に余っていない場合は、お近くの警察署にある交通安全協会の窓口に問い合わせてみましょう。
交通安全カバーは、交通安全協会からの無料配布です。
余っていたら、再配布してくれるでしょう。
どうしても手に入らない場合は、買い換える方法もあります。
お住まいの地域によって、まったく同じデザインのものはないかもしれませんが、似たようなものは販売されています。
2年生になったら
多くの学校では、新小学生1年生の1年間で交通安全カバーを付けなくなります。
役目が終わったら、交通安全カバーを自治体ごとの分別ルールで、燃えるゴミか燃えないゴミに出します。
そして、交通安全カバーを保護していた透明カバーを使い続ければよいでしょう。
まとめ
交通安全カバーが配布されたら、交通安全のために付けましょう。
交通安全カバーは使い続けているとボロボロになるので、事前に透明カバーを付けて保護しましょう。
もし、ボロボロになったら、絵本強力補修テープで補修しましょう。
補修できないくらいにボロボロになったら、学校や警察署にある交通安全協会の窓口に再配布してもらえるか相談してみましょう。
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