クラリーノのランドセル!特徴・評判・人気ランキング【2022年度版】

こんにちは、ランドセルひつじです!

クラリーノとは、株式会社クラレが製造している人工皮革のことで、ランドセルの素材として7割以上のシェアを占めています。

今回はクラリーノの特徴や選び方、クラリーノで作られたランドセルのおすすめブランド、価格別・男女人気ランキングをご紹介します。

素材選びのポイント&比較

ランドセルの素材は大きく分けて、「人工皮革」「牛革」「コードバン」の3つがあります。それぞれ特徴に違いがあり、メリット・デメリットがあります。素材を選ぶ際は以下の4ポイントが重要です。

4つのポイント
  1. 重さ
  2. 価格
  3. 耐久性
  4. デザイン・カラー

それぞれの素材の特徴を比較してみました。

 価格重量耐久性耐水性高級感
コードバン高い重い高いあり
牛革多少高い多少重い中~高あり
人工皮革
(クラリーノ・タフガード)
比較的安い軽いあまりないあまりない
ナイロン安い軽い中~低ない
デニム比較的高い多少重い比較的安いあまりない

以上の点を考察すると、クラリーノのランドセルは値段を抑えたい方や、子どもの負担を減らして軽めのランドセルにしたい方、子どもの好きなデザインを選びたい方におすすめのランドセルです。

「クラリーノ」素材って?特徴と長所!


「クラリーノ」とは、天然皮革の構造をモデルに開発した品質の高い人工皮革のことで、天然皮革のしなやかさを再現しつつ、丈夫で雨にも強く安心して使うことこのできる素材です。

クラリーノのメリット・デメリット

クラリーノのランドセルのメリット・デメリットを確認しておきましょう。

メリット
  • 価格安い(3万円~購入できる)
  • 本体重量が軽い
  • 手入れが簡単
  • カラー、デザインが豊富

デメリット
  • 耐久性が本革と比べて劣る
  • 高級感は控えめ

クラリーノは人工皮革の素材のため、本革のランドセルと比べて価格が安いのが特徴です。
現在販売されているランドセルは人工皮革が多く、一般的ともいえるでしょう。

クラリーノの中でもさまざまな素材がありますが、傷に強いもの、雨や雪に強いもの、軽さを重視したもの、などお子様の環境や生活スタイルにあったランドセルを選べるのも、大きな特徴となります。

デメリット部分では本革と比べてやや耐久性に劣るという面です。

ランドセルは6年間使うことを想定して作られているため、6年間はしっかり使えるようになっていますが、荷物を詰め込みすぎてしまったり、乱暴に扱うのが日常茶飯事だと、耐久性が劣ってきます。

とはいえクラリーノには「クラリーノタフロック」という耐久性に優れた素材のものがあるので、心配であればクラリーノタフロックのものを選ぶといいかもしれません。

クラリーノ素材の種類と特徴

出典:キッズアミ

ランドセル用の「クラリーノ」は進化を続けており、現在6種類あります。それぞれ特徴が違いますのでここでご紹介しましょう。

クラリーノ

クラリーノの全ての種類の基本となる人工皮革で、最も軽く発売以来のロングセラーになっています。

クラリーノエフ

クラリーノよりも、より牛革のしなやかさや美しいシワ、革らしい風合いに優れた素材です。軽量で風合いが良く、加工がしやすい素材のため、クラリーノランドセルの主流になっています。
クラリーノエフは、その加工しやすい特徴を生かして、さらに細かく種類分けされています。

種類特徴
クラリーノエフ2光沢を抑えてシワをなくした素材
クラリーノエフ3光沢を残したままシワを抑えた素材
クラリーノエフ レインガードfaフッ素樹脂コートで加工し、撥水性が高く高級感ある繊細な表目仕上げになった素材
クラリーノエフ レインガードFxフッ素樹脂コートで加工し、撥水性が高く艶のあるシボ感で本革の風合いを持つ素材
クラリーノエフ レインガードニューモSTクラリーノエフに似た質感で、撥水加工がされて雨に強く傷に強い構造の素材

クラリーノレミニカ

傷に強いタイプのクラリーノで、牛革の様な風合いを持ちつつ光沢のあるウレタン加工がされており、丈夫で耐久性に優れた素材です。

クラリーノタフロック

ハードな傷に強く、ぶつけたり擦ったりしても傷がつきにくい、クラリーノの中で最も丈夫なシリーズの素材です。強度が高いので他のクラリーノエフよりも多少重さがありますが、傷が目立ちにくく美しいフラットな外観が特長です。
クラリーノタフロックシリーズには、タフロックの強度に軽さとしなやかな風合いを兼ね備えた「クラリーノタフロックNEO」もあります。

クラリーノリピュート

しなやかさと高級感を兼ね備えたメタリック調の素材です。レミニカやタフロックほどの強度はありませんが、軽量でメタリック加工による独特の色合いがあります。

クラリーノロベニカ

新開発のマイクロファイバーを採用した高強力な人工皮革で、牛革のような手触りと風合いを持ち、通気性と抗菌機能を備えた素材です。ランドセルの背あてに使われています。

クラリーノ素材でおすすめのランドセルブランド

クラリーノランドセルで人気の高いおすすめブランドをご紹介します。

フィットちゃん


CHECK

TVCMでもおなじみのフィットちゃんのランドセルは、特許も取得した「フィットちゃん背カン」による背負いやすさや丈夫さで総合的に優れたブランドです。

150種類・50色という豊富なラインナップがあり、低価格でオーダーメイドランドセルも提供しており、お気に入りのランドセルを手に入れることができます。


カバンのフジタ




CHECK

山形で60年以上の歴史を持つ鞄専門店フジタのランドセルは、雪の多い山形で培ったノウハウを基に、高い防水性と丈夫さを持ち、小柄な子供でも背負いやすいのが特徴です。

工房系初の光るランドセルで、ほかの工房系のランドセルと比べるとコンパクトで軽く、リーズナブルで73色の豊富なカラーバリエーションが人気です。



カバンのフジタの評価

素材
(4.0)

重量
(5.0)

デザイン
(4.5)

機能性
(4.5)

総合評価
(4.5)

クラリーノのランドセルのQ&A

クラリーノのランドセルのQ&Aです。

1.クラリーノは雨や雪など水に濡れても大丈夫?

現在のクラリーノのランドセルはほぼすべてと言っていいくらい、ランドセルに撥水・防水加工がされています。
クラリーノの表面は耐水性のウレタン樹脂でできているため、型崩れしたり、水を含んで重くなることもなく、安心して使うことができます。

もし心配であればレインカバーをつけるようにしましょう。
今回ランキングで紹介したランドセルには、レインカバーが標準付属品としてついているものも多くあります。

また、防水スプレーを使うのも一つの手ですが、ランドセルによって使用できなかったりするものもあるため、防水スプレーを使う際にはあらかじめ販売店で確認しておきましょう。

2.クラリーノ製のランドセルのお手入れはどうしたらいいの?

汚れてしまったら、まずは水で薄めた中性洗剤で汚れをふき取り、その次に硬くしぼった布で水拭きをします。

子供によくありがちなのが、うっかり油性ペンの汚れがついてしまうこと。ランドセルについて油性ペンの汚れは落ちないので注意しましょう。

心配であればこちらもランドセルカバーをつけるなどして、汚れを防ぐことも検討してください。

3.クラリーノの種類にはいろいろあるみたいけど、どうやって選べばいいの?

シリーズの中で一番軽いのがクラリーノ。
傷に強いのがクラリーノタフロック、クラリーノレミニカ。
軽さや風合いなどバランスがとれているのがクラリーノエフです。

クラリーノロベニカは背あてに主に使用しており、本革のランドセルにも使用されていることがあります。

ランドセルを持つお子様の性格や、その他デザインや機能性なども合わせて比較すると良いでしょう。

4. 素材の選び方をより詳しく知りたい

ランドセルの重さ


一般的なランドセルの重さを比較すると、人工皮革のランドセルが一番軽く、続いて牛革、コードバンの順になっています。

子どもの負担を考えて軽いランドセルをと考える親御さんも多いですが、ランドセルを選ぶときに重要なのは実際の重さよりも体感重量です。

体にフィットし安定感が高いほど、体への負担が少なく体感重量が軽くなるので、いろいろなランドセルを実際に背負ってみて、体にフィットするかどうか、軽く感じるかなどを比べてみるといいでしょう。

ランドセルの価格


人工皮革は種類やデザインによって価格に幅がありますが、一般的に人工皮革のランドセルが低価格で、続いて牛革、コードバンの順に価格が高くなる傾向があります。

天然皮革の質やブランドにより価格が違ったり、天然皮革と人工皮革を組み合わせて、価格を抑えているものもあります。

また型落ち商品をアウトレット価格で販売していることもありますので、ご家庭の予算に合わせて選ぶといいでしょう。

ランドセルの耐久性


素材別に耐久性を比べると、人工皮革よりも天然皮革の方が強く、コードバンは牛革よりもさらに強区、型崩れしにくいと言われています。人工皮革は経年劣化するのに対して、天然皮革の方は風合いが増すとも言われています。

ただ、人工皮革の進化は目覚ましく、耐久性では天然皮革に劣るものの、雨や傷のつきにくさではクラリーノの方が強いと言われています。子どもの性格なども踏まえて選ぶといいでしょう。

ランドセルのデザイン


人工皮革はカラーバリエーションが豊富で、加工がしやすいためデザインの種類も豊富なところが魅力です。それに対し、天然皮革はシンプルなものが多くなっています。

ただ、近年は天然皮革のカラーバリエーションも多くなっており、しっとりした質感は天然皮革ならではのものがあります。

キラキラしたデザインがいいという子どももいれば、シンプルなデザインの方が高学年になっても飽きがきにくいという声もあるので、よく相談して選ぶことをおすすめします。
クラリーノとは、株式会社クラレが製造している人工皮革のことで、ランドセルの素材として7割以上のシェアを占めています。